英語講師・英会話教室と学習塾の運営者向けブログ

生徒との関係を良くしたいときに必要なのは●●コミュニケーション

 

こんにちは! アクティブのイシダです。

 

今日は、先生によくありがちな悩み。

 

「生徒がなかなか打ち解けてくれない」あるいは逆に

「なんだかなめられてしまって、きちんとこちらの指導に対応してくれない」

 

・・・・というようなお悩みをもつ先生方に、生徒とのコミュニケーションのヒントをお届けしたいと思います。

 

 

まず、コミュニケーションとひと口にいっても、現代では色々な意思疎通の手段がありますよね。

 

これを無理やり2つに区分すると、

 

①言語コミュニケーション

 

②非言語コミュニケーション

 

の2つになります。

 

①の言語コミュニケーションとしては、対話はもちろんですが、電話やメール・ラインなんかのやりとりも含めて、とにかく「言葉」を介して行うコミュニケーションのことを指します。

 

そして、②の非言語コミュニケーションは、そう、言葉を介さないコミュニケーションということで、日本だとよく「あうんの呼吸」とか言いますが、それだけでなく、表情やしぐさ(ボディランゲージ)、声色なんかも含めて、非言語のコミュニケーション、ということになります。

 

わたしたちがコミュニケーション力を磨こう!!と意識したときには、通常は①にだけフォーカスしてしまうことが多いと思うのですが、実は②の非言語コミュニケーションというのがすごく重要なんです。

 

アメリカのアルバート・メラビアンという心理学者が、1971年に3Vの法則(メラビアンの法則)という法則を提唱しました。

 

これによると、話し手が聞き手に与える影響は「言語情報」「聴覚情報」「視覚情報」の3つで構成されているそうです。

 

そして、それぞれの情報の影響力について実験を行った結果、

 

  視覚情報(Visual):55%
  聴覚情報(Vocal):38%
  言語情報(Verbal):7%

 

の割合であったというのです。

 

つまり、①の言語を介したコミュニケーションというのは、聞き手に取って影響力は1割にも満たず、あとのほとんどの部分は、言語以外の部分で相手のことを認識しているということです。

 

これを考えたときに、先生が生徒に対して、どんなに立派なことを言ったり書いたりしても、いつも薄汚れた洋服を着ている、とか、いつも落ち着かずに貧乏ゆすりをしている・・・・なんていう先生は、生徒に受け入れてもらえていない、ということになるかと思います。

 

話は変わるようですが、先日テレビを観ていて、

 

「いきすぎた食育は、いじめられっ子を生む」

 

という主張をしている心理学者のトークシーンがありました。

 

食育といじめとどう繋がるのか???・・・・と思ったら、

 

「これは食べてよい」「これは食べてはだめ」

 

ということを、保護者があまりに細かく指導・教育しようとすると、子供は、

 

「これは、食べていい?だめ? こっちは食べて良い?」

 

というようなことを頻繁に気にして相手の様子を伺うようになって、それがその子供を「おどおどとした」態度の子、というように見せてしまうために、いじめられっ子になりやすくなる、ということだそうです。

 

なるほどなー・・・・と納得。

 

最近は「スクールカースト」とか「マウンティング」「陽キャ」「陰キャ」などの言葉が多く出てきました。

 

どれも子供たちの、子供同士のステータス分けに関連する言葉だと思いますが、このような「仕分」があるということ自体、子供は非言語コミュニケーションにすごく敏感であるという証拠なのかもしれないですよね。

 

そう思うと、子供とのコミュニケーションで悩んでいる先生方は、まずは身なりを整える・大きく堂々とした声を出すようにする・背筋を伸ばして話す・・・・などなど、伝える内容以外の部分にも注力をしてみると良い結果を生みそうですね!

 

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いかがでしたでしょうか。

今回の話が、悩んでいる先生方のヒントになっていれば嬉しいです。

 

次回はまた教室集客についてのお話に戻っていきたいと思っています。

 

また来週も遊びに来てくださいね!

 

 

 

 

Oct 03, 2019 |  691 | 

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