英語講師・英会話教室と学習塾の運営者向けブログ

個人塾や家庭教師で学ぶ場合の適した1コマ当りの時間とは?

(夏ーって感じですよね。ああ、海に行きたいなー)

 

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こんにちは!

 

今日は「個人塾や家庭教師で学ぶ場合の適した1コマ当りの時間は?」というテーマで考えてみたいと思います。

 

それというのも、たまたま目にした相談掲示板で、以下のような相談があったからです。

 

「小3の子供に家庭教師をつけることを検討しています。週1回1時間とすると相場の費用はいくらぐらいか」

 

 

で、これに対する回答がいくつかあって、料金については個人契約か業者を通すか。

 

 

また、地域や講師ステータス(プロ講師か学生講師か、学生でもランク有)などによってまちまちでした。

 

ただし、ここで面白かったのは、金額はまちまちだったにも関わらず共通して指摘されていたのが、

 

「1日1時間では何もできない」

 

「塾でも最低2時間は枠があるので、1時間だと引き受け手を探すのは困難かも」

 

「週1回1時間程度家庭教師が来ても学習習慣は身につかない」

 

・・・・というような内容でした。

 

(上記3つはそれぞれ別々の方、3人の回答です)

 

 

アクティブ英会話では、1コマは40分~120分までと幅がありますが、最も生徒数が多い基本のコースは、上記で皆さんに「それじゃ不足」と指摘されていた【週1回・60分】なのです。

 

運営者としては、それじゃ足りない!何もできない!! と言われてしまったようで、非常に気になってしまいました。

 

 

 

そこで、まずは小学生に限らず、中高生も含めて、近隣の個人塾の時間割を調べてみましたよ!

 

すると、月謝を安く見せようとする個別塾では1コマ45~60分。

 

それ以外の個別塾は80~90分、というのがわたしの受けた印象でした。

 

また、家庭教師の場合には120分が基本で、1教科しか学べないところもあれば、120分内であれば学ぶ教科の指定はないというところもありました。

 

月謝を安く見せようとするパターンでは、例えば、週1回45分で1教科しか受けなければ月謝は5,500円~という個別指導とは思えないぐらい安価の個別指導塾もありました!

 

ただしそれはあくまでも最低料金プラン?であって、中学生以上は90分が基本で単価も1学年ずつ、上に上がるごとに少しずつスライドアップしていく仕組みでした。

 

あとは、90分授業だけれども、個別指導が60分+演習(←??自習のこと???)が30分、としている塾もありました。

 

60分授業を基本としながらも、数学・英語といった主要教科については「2コマ(120分)以上」取ることが必須となっている個別塾も見つけました。

 

 

・・・・ということで、1コマ当りのレッスン時間は本当に塾によってまちまちで、

 

「生徒(学習者)にとって何分が適正時間なのか」

 

ということについては、多数の塾を見てもよく分からなかった、というのが結論です。

 

 

 

この問題、スクール運営の立場からすると、この時間設定には売上とコストのバランスによって組まれている、という事情はよく分かっています。

 

まずはアルバイト学生さんへの講師料。

 

1コマ1,800円(60分授業)だと、時給は見てのとおり1,800円です。

 

すごく安くはないけれど、塾講師=高給というイメージにしては、そこまではもらえないかなという印象。

 

ところが、

1コマ2,400円(80分授業)にすると、時給換算では同じく1,800円なのにも関わらず、

 

「わー、2,400円か。結構いいな♪」という印象になります。

 

その分、先生を集めやすくなるということです。

 

 

今度は授業料をみたときのことです。

 

大手の集団塾では、3~5教科をセットで販売することがほとんどで1教科は45分~75分程度ですが、1日2-3時間は生徒が塾に滞在します。

 

月謝は月に2-4万程度が相場です。

 

この月謝からあまり遠くない価格に個別塾で設定しようとすると、1科目から受講OKにしておかないと、5科目×80~90分を取ろうとすると、トータルで4-5時間にもなってしまいます。

 

これだと、生徒の塾滞在時間はあまりにも長すぎるし、月謝も高騰しすぎてしまいます。

 

 

あとは、時間割をみての設定という要素もあります。

 

例えば1コマ80分当りのS塾の場合は、

 

1)15:15 ~ 16:35
2)16:50 ~ 18:10
3)18:25 ~ 19:45
4)20:00 ~ 21:20

 

という1日4コマ設定になっていました。

 

1)2)は小学生、3)4)は中高生に来てほしいのかな、と思いますが、18:25スタートだと中高生には早すぎて部活がある子供たちは難しそう。

 

結局、受験生以外の中高生は4)のみ、1日1教科のみを受講する感じでしょうかね?

 

 

もともと小学生の割合が比較的高いイメージの個別塾ですが、今後、中高生もターゲットにしていくのであれば、この時間割設定は見直す必要があるのではないかなー、と思いました。

 

だって、部活を頑張っている中学生が5教科の授業を取りたければ、週5回に分けて通わない学べないことになってしまいます。

 

 

次は1コマ60分当りのSO塾。

 

1)17:00 ~ 18:00
2)18:10 ~ 19:10
3)19:20 ~ 20:20
4)20:30 ~ 21:30

 

個人的にはこちらの設定の方が、受講はしやすそうです。

小学生は1)2)、中高校生は3)4)で、これならば2コマ連続で受講してくれる生徒も多そうです。

 

 

 

さあ、それではそろそろ情報を整理してみましょう。

 

個別塾で多いのは、1コマ80~90分授業。

 

これはたぶん、月謝と講師採用とのバランスを考えてこの設定。

また、今までは小学生や中学生の苦手科目の補講という面において対集団塾への強みを持たせたから。

 

家庭教師の場合には、120分というのが相場で、決まった時間割や「多く取ると割安」のような色々なプランは存在しないことがほとんど。

 

これは、直行直帰のお仕事であるという特性と、教師への報酬が時間当たりになっていて一定だから。

 

また、例えば1コマ45分という設定にした場合、45分のためにご家庭への往復の時間を割くというのは、あまりにも働き手の割に合わないために最低120分程度に設定しているのでは、ということも言えると思います。

 

 

このように、色々な角度から1コマ当りの授業時間を見てきましたが、適正な1コマ当りの時間というのは、あくまでも提供側にとって適当かどうか、ということが重視されているのかな、ということです。

 

もちろん、その適当性の中には、支払い手(保護者)にとって手に届く価格感かどうか、ということも含まれます。

 

それでは、営利を目的としていない公立小学校と公立中学校を見てみると・・・・。

 

現在の学習指導要領では、公立小学校は1時間=45分、公立中学校は1時間=50分です。

 

新学習指導要領では、学校の裁量で適切に定めるものとする、となっていて少し柔軟性ができました。

 

これは、例えば英語の時間や計算の時間を15分と短く区切って回数を増やして指導をするようなことが想定されています。

もちろん、道徳や家庭科、体育などの時間も含んだ学校の時間割だけを持って、塾での適正な1コマの時間を測ることは出来ません。

 

ですが、やっぱり子供の集中力を考えたときには、1教科1コマは60分程度が適正なのではないかな・・・・というのがわたしの意見です。

 

人件費が上がっている昨今ですので、1コマを細かく割って販売するのは本当に大変なことだとは思うのですが、例えば、先に紹介した、某T塾での「指導60分+演習30分」みたいな工夫をするなども出来るのかな、と。

 

塾の運営側としては、今後、さらにこの1コマ当りの時間についてはもっと深く考える必要があるな、と思いました。

Aug 22, 2019 |  58 | 

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