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英語は度胸!・・・・が中高生には難しいよねぇ、という話。

 

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こんにちは。

 

今日は、ちょっと前に話題になったゆりあんレトリィバァさんのアメリカオーディション番組出演のお話から・・・・。

 

ご覧になった方も多いと思いますが、ネタそのものというよりも、帰国子女でもないのにあそこまで堂々と審査員の方との英語での応酬に「あっぱれ!!」と思いましたよ!!

 

 

以前にも、出川哲朗さんの「はじめてのおつかい」というデタラメ英語でも度胸で、道を聞いて目的地にたどり着く・・・というシリーズものについて取り上げてことがありました。

 

  →  詳しくは、旧ブログ(アメブロ)にてご覧ください!!

 

あ、なんだかわたしのお笑い好きがばれてしまった感ありますが(^^;)・・・・

 

ゆりあんさんは、英語力(発音も)そのものも素晴らしかったですが、英語力はイマイチながら、どちらにも共通していたのが、

 

「ものおじしなくてスゴイ!!」

 

という賞賛の声が多く上がっていたことですね。

 

 

特に、ゆりあんさんの場合には、ネタではなくて、ネタの前振りの段階できっちり会話の中で笑いを取っていたこと。

 

ゆりあんさんの芸名について、

「How did you come up with that name? (どうしてその名前になったの?)」

 

と聞かれたときに、

 

「I have a pet. 」

 

と言ってからゴールデンレトリバーという犬を知っているか尋ねます。

 

その後、審査員の方が「もちろん」と言ったタイミングで、

 

「Well, I have a ……cat!」

 

と言って会場はひと笑い。 

 

その後、そのネコの名前がレトリバーなの、と言ってオチをつけていましたww

 

 

使った英語は、めちゃめちゃ「中1の1学期で習うやん」ともいうべき簡単な英語ではありましたが、きちんとリスニングが出来て、ユーモアを交えて返答ができていたのがすごいですよね!

 

台本あったんちゃう?と思ってしまったぐらいです笑

 

 

真相はともかくとして、海外に出ると「まじめで勤勉」を売りにしている日本人にとって、ユーモアにあふれるやり取りと、ものおじしない度胸、というのは、ペラペラバイリンガルの方にも負けず劣らず「あこがれの存在」なのかなー、と感じました。

 

 

ところで、家族でこの話題をしていたときに、最近大学生になったナマイキ息子の発言。

 

息子:日本の英語の授業はさー、英語の発音とかアレだよねー・・・

 

わたし:アレって? 先生とかがあんまり上手くないってこと?

 

息子:いや、違う。みんな、英語の発音をわざと日本語英語にするの。あてられたりすると。

 

わたし:なんで?

 

息子:ちょっとよさげな発音で発話したりすると「あいつ何カッコつけてんの?」的な目で見られて嫌だから。発音がんばろうとかするの、ダサいっていうか。

 

とのことでした。

 

 

うーん。なんと言うか・・・・。

 

私が大昔に中学校で英語を学んでいたときにも、確かにそんな風潮??は少しあったような気がするけど(古すぎてあんまり記憶にはないです、ごめんなさい。)、未だに、そんな状況だとしたら、これはやっぱり「コミュニケーション力としての英語を培おう」とか言ってる前に、もっと根本的な問題が潜んでいるような気がします。

 

ゆりあんさんが、絶賛されるのも、

 

「オレ(わたし)は、あそこまで恥をかなぐり捨てるような行為はできない。→すごい」

 

ということなんでしょうか?

 

 

現在、小学校英語でも、人手不足ということもあって、基本的には担任の先生が英語指導を担当することになっていて、そこにALTというネイティブ(または外国人)講師がアシスタントとして入ることになっています。

 

そして、そこでは、

 

「先生が『たとえ出来なくても頑張ってコミュニケーションをしようとする姿を見せること』が重要で、担任の先生が英語指導の担当をすることには意義がある」

 

というような意見がありました。

 

それを聞いたときには、

「なんか、予算と人手不足を埋めるための、後付けの苦しい言い訳にしか聞こえん」

 

と思っていましたが、息子の言ったことが本当だとすれば、確かにそういう効果や意義が(ほんの少しは)あるのかもしれないな、と思いました。

 

考えてみたら、小学校高学年から中高生ぐらいまでって、みんなとの同調意識がことさらに強くて、「スタンダードから外れたくない」という想いを必要以上に感じてしまう時期です。

 

 

そんなときに「とにかく度胸で話しかけろ!間違ってもいいから!」という大人の意見は、暖簾に腕押しにしかならないのかもしれないですよね。

 

 

もちろん、ことさらに発音をきれいにさせる必要なないと思うのですが、少なくとも「通じる発音」で話せるように教育を行うには、どうしたらいいのでしょうね?

 

 

今回、この問題に対する具体的な解決方法というのは思い浮かばなかったのですが、でも、きちんと考えていかなければならない問題だな、ということを強く感じました。

 

もしも、これを読んでくださった方の中で「これいいんじゃない?」というアイディアがありましたら、ぜひお寄せくださいね!

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Jun 25, 2019 |  939 | 

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