英語講師・英会話教室と学習塾の運営者向けブログ

難しい講師採用・・・ポイントは?!

 

こんにちは! アクティブの石田です。

今日は、人の採用って本当に難しいですよね・・・・という話です。

 

現在は、新型コロナの影響もあって、大手企業の新卒採用でもオンラインだけで内定を出してしまうという会社もあると聞きますが、それって、本当にリスキーなことだなあ・・・と思います。

社内でクラスターが発生するよりも、もしかしたらリスキーなのではないかと思ってしまうぐらいです。

 

だって、大手企業なんて言ったら、それこそそのあと数十年の戦力となって会社を支えてくれる人を選ぶということですよね。

 

 

 

「人は見た目が8割」と言われるそうです。・・・・いや、もしかしたら9割だったかな。

 

これは、いわゆる美人/不美人とか、みためでカッコよい・悪い、という話ではもちろんなくって、その人のちょっとしたしぐさだったり表情だったり、目線だったりという視覚的な情報を総合して、その人のことを判断できるように人間に備わった本能的な能力の話です。

 

いくらビデオで相手のことを(上半身だけでも)見えるとしても、やはり直接対面で会う場合に比べ、情報量がとても少なくなってしまうのです。

 

もちろんこれは学生にとっても同じで、実際に会社に足を運んでみて、初めてわかる「社内の雰囲気」とか「社員たちの様子」なんかを見ることができずに一生を左右する就職先を決めなければならない、ということでこれまたキビシイなあ・・・・と思います。

 

 

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大企業の就職活動の話は置いておくとしても、教室を運営している方にとっても、教室を拡大しようと思った局面においては、どうしても「講師の採用」ということが必要になってきます。

 

また学習塾であれば、学生講師がいなければそもそもビジネスとして成り立たないという教室も多いのではないかと思います。

 

そんなとき、大企業のように何百人も替えがいないからこそ、数少ない講師の採用には慎重に行っていきたいですよね。

 

ですが、これが本当に結構難しいんです。

 

面接時にものすごくニコニコしていて、感じが良い方だな・・・と思っても、突然、面接後には一切連絡が取れなくなってしまったりすることもあります。

 

 

経歴がものすごく立派な「完璧な帰国子女」だと思って、お会いしたら、意外にも英語の発音が「日本語英語」に近いクセのある発音でしか話せない方もいました。

 

アクティブでは、講師は登録制ですので、デイリーの業務でいろいろな先生の採用に関わっているのですが、とにかく「一筋縄ではいかない」というのがこの人を相手にした採用活動だと思っています。

 

もちろん、少しずつこちらも慣れていきますので、

 

「あ、この人はちょっと採用にしないほうがいいかもな」

 

というような【嗅覚】は磨かれるようにはなってくるのですが、それでもやっぱり失敗をすることもあります。

 

 

ですから、ここでご紹介する「ポイント」はあくまでも、まだ勉強中のわたしが感じていることをちょっとご参考までにお伝えするだけですので、そのあたりはご了承ください!

 

1)面談までのプロセスで「おや」と思った人がいたら要注意

 

実際に採用面接を行う前に、どこの教室でもまずは「履歴書」を送ってもらったり、応募の電話に応対することがあると思います。

 

この、面接に至るまでのプロセスでは、ほんの一瞬だけ、応募者の方とのやり取りがあると思います。

 

電話を受けたり、メールで簡単なやり取りをしたり・・・といったことです。

 

この、ほんの一瞬のやりとりで「あれ?」となんだか気にかかるようなことがある場合には、たいてい、お会いしてもうまくいかないことが多いです。

 

第一印象っていうのは、本当に重要で、例えば「応募の電話が終わった後に、向こうからガチャンと派手な音で切られてしまった」とか「メールの出だしが『こんにちわ。(こんにちは、ではない)』から始まっている、とかちょっとしたことです。

 

または、履歴書の書き方がほんのちょっとだけおかしい・・・という場合もあるかもしれません。

 

たぶん、ガチャンとやられた程度で不採用にしてしまうほどの勇気(?)がある採用担当者はいないと思いますし、これを書いている私自身、それだけで面談を取りやめることはありません。

 

 

・・・・ですが、上記にあるように、会う前に「あれ?」となんだかちょっと引っ掛かりを感じる人というのは、実際に面談してみると、やっぱり「ああ、違うな」と感じることが多いのです。

 

 

弊社の場合には登録制なので、そのまま、特に不採用の理由もないし・・・ということで本登録通知をお送りすることもあります。

 

しかし、その後、音信不通になったり、あるいはトラブルメーカーになってしまったり、というケースは、やはり初めから何か引っかかることがあった人、というケースが多いのです。

 

 

2)遅刻は厳禁、ですが早すぎるのも×です。

 

私はとても心配症なので、人と面会や初めての場所での商談を行う場合には、大体30分ぐらい前にその会場に到着するように余裕を見ます。

 

場所を確かめてから、ようやく本屋さんやコンビニなどで時間をつぶして、5分前ぐらいにビルの1階に到着、ゆっくりと移動してピンポンをする・・・という感じで面談に挑みます。

 

 

もちろん、これを全員の方に強要するわけではありません。

 

ギリギリだろうと何だろうと、時間に合わせてピンポンできればそれでOKだと思います。

 

ですが、例えば設定された時間を5分以上過ぎて「道に迷った」という電話が来たり、あるいは15分以上も前にピンポンしてくる方がいたときには、脳内で「イエローサイン」が点滅し始めます。

 

こちらで「常識」と感じているものとの基準が、ずれている方だということです。

 

1をもって10を知る、ではないですが、1)に続き、こういうちょっとしたところって、結構重要だと思います。

 

 

 

3)飾り立てすぎる必要はない。

 

本屋さんなどに行くと「面接官の心が分かる面接制覇完全マニュアル」とか「採用面接に勝つための自己分析」のようなハウツー本がたくさん出ています。

 

ですが、1)2)で分かる通り、採用シーンでは、採用する側も、採用される側も、それほど気負ったり着飾ったりする必要はないのかな~、と思うのです。

 

 

結局のところ、採用面接とはいっても、人と人とのふれあい、であることに変わりありません。

 

英語ではよく「chemestry」といいます。 

 

chemestry=化学 というのが一般的な意味ですが、そうではなく「化学反応=人と人との相性」のことを表現するときにも使うんです。

 

There’s chemestry between us.(なんだか私たちにはお互いに感じあうものがあったの。)なんて、恋愛シーンでも良く使われます。

 

講師として応募する方には、本当に申し訳ないのですが、人として、相性が悪い、なんとなくそりが合わない・・・というような場合には、応募者には申し訳ないのですが、その人自身に問題がない場合であっても、やっぱり採用見送りとなってしまうケースも、あるのかな、と思います。

 

つまり、ここであまり飾り立ててもパーソナリティーは変わりませんので、無駄だということです。

 

採用する側にしてもそうです。

 

誠実に、初対面の人とまずは仲良くなろうとして、普段通りの会話をして、通常行われるような応募動機や今までの経歴などの質問を通しながら、「このあと一緒にお仕事をやっていけそうかどうか」ということを全体的に判断するしかないのではないかな、と思います。

 

 

あまりテクニック的な話にならず、申し訳ございません。

 

 

何しろ、短い時間の中で人が、人を判断するって本当に大変です。

 

「これをマスターすれば、千里眼を身に着けることができる」などということははっきり言って不可能です。

 

であれば、不可能であるということをわきまえて、できる限り誠実に採用を行っていくしかないのかな・・・と思っています。

 

今回の記事が、教室運営者の方に、少しでもご参考になれば幸いです。

Jul 23, 2020 |  1092 | 

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